代表メッセージ | 【公式】太平工業株式会社｜静岡県磐田市で大手自動車メーカーの組立工として乗る人のクルマをカタチにしています。

代表メッセージMESSAGE

世界中のクルマ社会を、
世界中から集まった仲間たちと
チカラを合わせて支えていく。

ここまで順風満帆の道のりではなかった。

父親の創業したこの会社で初めて働いたのは、高校生のとき。夏休み限定のアルバイトで、「社長の息子だよね」と言われるのがどうにも嫌で、自分から名乗ることはほとんどありませんでした。大学卒業後は地元を離れ、神奈川県のコンピュータ関連の会社に就職。そこで10年間勤務し、32歳のとき、再びこの会社で働くことになりました。
当時は景気が良くて、仕事も社員もどんどん増えていた時期。ただ、2008年のリーマンショックを機に急速に世の中の景気が傾き、当社でもかなりの数の社員に辞めてもらうことになってしまったのです。まだ社長に就任する前でしたが、本当につらかったし、自分たちの無力さを感じました。しかし、正直、当時の私は「より社員を大切にする会社にしたい」という想いは持っていたものの、社員とどう向き合って良いかわからず…。「社員のためになるけど、会社の経営を考えると…」と決断を迷う場面も多く、社員との関係がギクシャクした時期もありました。

大手自動車メーカーから、
最も信頼される多国籍チームに。

しかし、2019年の社長就任を機にそうした迷いはほとんどなくなりました。社外の勉強会で経営に関して学び直したこともあり、「まずは、人として正しいことをしよう」と自分の中でも明確な判断基準ができたのです。おかげで、社長就任の翌年に訪れた新型コロナによる休業要請のときも即座に、社員に手当てを出すことを決められました。ひと昔前の自分だったら、決断できていなかったかもしれません。そして、会社のビジョンに関しても、改めて「自動車の組み立てを任される会社の中で、最も信頼される会社になる」と定めることができました。組み立ての工程は何よりチームワークが求められる仕事です。そういう意味では、太平工業は「最もチームワークの良い会社」を目指すと言えるのかもしれません。
さらに、私たちの会社には昔から、数多くの日系ブラジル人の仲間がともに働いています。しかも最近では、ベトナムやインドネシアから日本のものづくりの技術を身につけるためにやって来てくれる仲間も加わりました。結果、現在の太平工業は日本人2割、外国人8割の多国籍チーム。つまり、この組織でチームの絆を高めることができれば、きっと、世界各地から新しい仲間が入りたくなる会社になることもできるのではないでしょうか。

創業50周年を機に、
より働きやすい会社へ。

ちなみに太平工業は、社員のみんなの頑張りもあって2021年に創業50周年を迎えることができました。新型コロナの影響もあり、大々的にお祝いすることはできませんでしたが、会社としての一体感をいっそう高めるために、いくつかの施策を実施しました。
その一つが、現在、工場ごとに２つに分かれている部署の上に両方を統括する部署を設けたこと。それぞれの工場が協力しながら、競いながら、技術レベルやチームワークを今まで以上に磨くことができる環境を整えました。また、今後は社員の働く環境づくりも一段とパワーアップしていく予定です。現在も取引先の大手自動車メーカーと同じ勤務カレンダーということもあり、この規模のものづくりの会社としては休暇日数の多い会社ではありますが、勤続年数によるリフレッシュ休暇の設定や社内イベントの際の費用の補助、借り上げアパートの提供など、より社員のプライベート面も充実する会社を目指したいと考えています。

社内の国際交流の機会ももっと増やしていく。

自動車や日本のものづくりに興味がある人はもちろん、私たちの多国籍チームに興味を持ってくださる皆さんへ。私たちの会社はまだまだ至らない点もたくさんあると思います。でも、だからこそ、みんなで一緒により良い会社に変えていくことができると思っています。私たちが組み立てを担う自動車は、日本各地の街中を走るファミリーカーや商用車です。世の中への貢献度にやりがいを感じながら、社内の国際交流の機会ももっと増やしていきたいですし、それぞれの言語や文化を学べる研修も充実させたい。そして、世界中の人たちが「一緒に働きたい」と、ここ磐田市に集まってくるような会社にしていきたいと思います。ぜひ、皆さんの力を貸してください。

経営理念PHILOSOPHY

全従業員の物心両面の幸福を
追求するとともに、
地域社会の進歩・発展に貢献する。

Safety 安全

近年の産業機器の自動化には目をみはるものがありますが、使うのは「人」であり、従業員です。安全環境、作業手順を考慮して「安全」「安心」して「ものづくり」ができる環境を整備し、お客様に安心してご依頼いただける体制を構築致します。
Quality 品質

国内メーカーの台頭が著しい昨今において、「ものづくり大国」の強みといえば、日本でしか作れない「高品質」につきます。QC活動やOJT、OFFJTを通じ、お客様に喜んでいただける品質を提供できるよう品質向上への挑戦を続けています。
Speediness 速さ

生産工程において短時間で製品を仕上げることは、生産に関わるあらゆるコストの引き下げに繋がります。工程内のムダ・ムラの削減を追及し、生産時間短縮とコスト削減の両立を目指します。